転職活動を終えて
有給消化期間につき、8月最終日までニートだひゃっほい。
表題の通りなんですが、5月半ばから6月末まで転職活動をしてまして、無事転職先が決まりまして、現在ニート中につき暇なので転職活動体験記的なサムシングを書いてみようと思う。
お前、誰よ?
34歳、現職は広告配信システム(DSP)のソフトウェアエンジニア
多分、以下のエントリの中堅エンジニアに該当すると思う。
現職ではScala、Go、TypeScript + Reactでインフラ(AWS)からフロントエンドまで全部触っとる。
これはエンジニアが少ないためにこうなってるだけで、本当はバックエンドを専門的にやりたい赤魔道士ですね。
資格は基本情報技術者、ソフトウェア開発技術者、AWSソリューションアーキテクトアソシエイトの3つ
経歴は以下
- 新卒 : よくわからんベンチャー (2年在籍)
- 2社目 : クラウド専業の1次請け中小SIer (の中の客先常駐部隊) (4年在籍)
- 3社目 : 現職のグループ企業
- 4社目 : 現職 (3社目と合わせて4年在籍)
2021年の4月から社会人11年目
私は新卒就活のときリーマンショックをくらったので、新卒の会社に拾ってもらえなかったら実家で子供部屋おじさんをやっていた可能性がある。この会社は私が在籍していた当時は形態素解析のAPIを提供する事業をやっていて、当時の私はクライアントごとにレスポンスを少々カスタマイズしたAPIを作るということをひたすらやっていた。現在はAIなんかもやっているらしい。形態素辞書に強みを持つ会社で、結構いろんなサービスに採用されている。
2社目は1次請けの中小SIerなんだけど、BtoBtoC型の事業を複数抱える某企業グループを専門としたSES事業部に在籍して、客先でWebサービスの開発をやっていた。コーポレートサイトにはその事業部が記載されてないので、今もあるのかは知らない。ちなみにクラウド専業だけど、クラスメソッドではない。念の為
3社目は現職のグループ企業で、現在と同じ広告配信システムの開発に従事。サービス自体は現職の会社が運営していて、エンジニアはこの会社に在籍しているという座組だった。
で、転籍してほしいと要請があり現職の会社に移ったという流れ
転職活動につかったサービス
エージェントは使わず、転職サイトだけ利用した。
- findy
- Green
- Qiita Jobs
- forkwell jobs
- wantedly
の5つを利用。
メインはfindy, Greenの2つ。
求人企業側のアクティブ度合いはこちらの2サービスが他と比較して高い気がした。
forkwell jobs、wantedlyについては、企業側が運用代行を利用しているのか、レスポンスが遅いと感じることが多かった。
Qiita Jobsが3月末までに内定出た求職者に30万だかをあげるっていうキャンペーンをやっていたので、ワンチャン狙っていたんだけど、時期的に合わなかった。
wantedlyは給与レンジがわからないので、メインに使うことは今後もないだろうなーと思ってる。社員紹介とかインタビュー記事を参照するのが主な利用方法だった。
あと、一応laprasにも登録してあって、lapras経由と思われるスカウトメールがメールアカウントに直接届くこともあった。
これまでエージェントを利用したことがないので、自分で転職サイトを利用して活動するのとどっちが優れているのかはわからない。 スケジュール管理とか、給与交渉とかエージェントのメリットは大きいんだろうなーとは思う。
戦績
- スカウトメールからのカジュアル面談 : 10〜15社ぐらい?
- カジュアル面談からの選考応募 : 5社ぐらい?
- 書類選考落ち : 1社
- 1次落ち : 2社
- 最終面接落ち : 1社
- 内定 : 1社
ぐらいのリザルトとなっております。
新卒就活と比べたら1000倍楽だけどさ(履歴書はデータだし、面接はリモートだし、服装はカジュアルだし)、世間のつよつよエンジニアみたいに内定10社ぐらいもぎとってオファー辞退の連絡してみたかったっすね。
選考に進んだの5社しかないのに、内定が10社出るわけないんですけどw
内定先はBtoB、BtoCサービスを複数展開してる会社の広告の部署です。引き続き広告配信のエンジニアをやるんなら、ここかもう1社ぐらいしか候補がなかったし、オファー金額も良かったのでシュっとオファー承諾した。
オファー金額、現在の自分のスキルレベル感としては良かったんだけど、その会社の自分と同世代のエンジニアは恐らくもう少しもらってると思うので、精進せねばなりませんね。
戦績の詳細についてですが、1次落ち、最終面接落ちはまあ思い当たるフシがあるので納得感あるんですけど、書類選考落ちが意味不明でしたね。
スカウトメール送ってカジュアル面談してか〜ら〜の〜書類選考で落とすってどういうムーブなの?転職サイトのプロフィールに学歴、職歴ともにかなり詳細に書かれてて、それを見てスカウトメールを送信してるっていう認識なんですけどね。カジュアル面談の1時間返せよマジでって思いましたね。
ハードル上がってる感はある
いろんな企業の募集要項見てて、シニアエンジニアに求められるレベルって上がってるなーと思った
- 特定のIaaSが普通に使える
- 普通にWebアプリケーション組める
に加えて、歓迎条件として以下の3つのうちのどれか(もしくは全部w)が記載されてるのをよく見るんですよね。
- k8sの経験
- DDDの経験
- マイクロサービスの構築経験
DDDはまあ分かるんだけどさ、「お前んとこのサービスにほんとにk8sとマイクロサービス必要なんかコラ?」って思う企業は結構多いですねw
k8sとマイクロサービスってさ、現職で必要ない(というかマッチしない)のに、無理矢理導入するってできないじゃないですか?(というか必要かどうか判断できてこそのシニアエンジニアだと思ってるし) その観点からすると、これら2つの実務経験要求されるのって、結構厳しいなーと感じました。あくまで歓迎条件だけど。
必要ない技術を無理くり導入して、それを自分の功績として職務経歴書に記載して転職活動するようなジョブホッパーもいるんだろうけどなー。
内定先にはScalaと広告配信の経験を高くかってもらった(転職市場で希少種らしい)から良かったけど、自分の現在の年齢とスキルレベルだと給与下げての転職もあり得たなーと思ってる。
求人側も大変そう
有名な企業ですら苦戦してるようなので、本当に転職市場に人がいないってことなんでしょうね。
自分も現職で少し採用に関わってて、転職サイトの求人側システムから登録者のプロフィールなんかを見ることがあるんですが、優秀な人のアカウント自体はたくさんあるんだけど、休眠中(転職活動はしてない)と思われるのがほとんどなんですよね。
wantedlyでたまに応募100件とかなってる求人見るけど、あれ、多分スクール卒とかが大挙して押し寄せてるやつですよね?
採用コンサルが言うには、スカウトメール100通出して、返信が1件とかそんな割合らしいし、採用強化と同時に離職防止策もとらないとダメっぽい。